設備がそのまま使えるかどうかチェックする。
「居抜き物件」を取得するときにはココに注意しましょう。
設備がそのまま使えるかどうかをチェックする。
居抜き物件のメリットは、店舗の厨房設備がそのまま使えることも1つにあげられます。調理内容の違いなどによって、それが使えないのではメリットがなくなってしまいます。また長期に放置されていて故障していないのかの確認も忘れてはいけません。
あとは厨房機器や空調設備などは、作業上は問題がなくても、前の経営者がリース代を払っていないなどの理由で使えないケースもあります。事前に確認しましょう。
照明器具やコンロなどでしたら、万一故障していても大した痛手にはなりませんが、業務用エアコンや冷蔵庫、トイレなどに不備・故障があれば何十万円~何百万円の予想外の出費になることも稀ではありません。最初から使えないものとして考えておく事も大事ですが、忘れずに確認しましょう。
前の経営者がなぜ撤退したのかを確認する。
撤退した前のお店の評判がどうだったのか、一応は調べてみる必要はありますが、よほどのことがない限りはそれほどマイナスにはならなくなっています。現在のお客様は昔とは違い、過去がどうだったのかには、あまりこだわらない傾向にあります。
しかし、「居抜き物件」の場合は特に以前のお店と似た外観や内装になる可能性が高くなります。万一以前のお店の評判があまりにも悪いようだと噂や評判が届くまでの長い期間、お客様がお店が変わっていることに気付かずに敬遠することもあり得ますのでご注意ください。
それ以外にももちろん、その撤退理由を知ることにより、自分が開店した時の客層であったり、営業時間、メニュー、などの見直しをすることができます。飲食店の場合は自分の予想外のことも起こりうる可能性があります。以前経営されていた方を知ることにより、それを事前に防ぐこともできますし、マイナスになることはないでしょう。