店舗工事 ファザード(ファサード)とは?
店舗工事 ファザード(ファサード)とは?
店舗工事 ファザード(ファサード)とは?
店舗工事 ファザード(ファサード)とは?

ファサードとは 、フランス語で建物の外観を意味します。店舗デザインにおいては外観や外装、エントランスなどが当てはまり、店舗の第一印象を左右するものだと言えます。

お客様の興味は、店舗の外観で大きく変わります。ショップであれば、自分の好みと合うことで興味を持つ場合もありますし、飲食店であれば、おしゃれ・おいしそうと思うことで興味を持つでしょう。興味すら持ってもらえなかった場合、もちろん入店までにはいたりません。

そのため、ファサードでは「どんなお店で何を扱っているのか」がわかることが重要であると共に、「どんな方に向けてのお店なのか」を明確にする必要があります。

看板の費用と素材・種類について

看板の費用は看板のデザインや大きさ、工事内容などで費用が異なりますが、費用が変わるのにはいくつかポイントがあります。費用の変わるポイントや飲食店の看板のデザインを左右する素材や種類についてご紹介します。

看板設置・リフォームで費用が異なるポイント

看板の設置やリフォームに関する費用は看板の種類や大きさなどで異なり、費用にも大きな違いが生じます。小さな看板を複数制作したり、スタンド看板やパネル看板、カルプ文字や窓ガラスシート、カッティングシートなどを用いた看板であれば20万円以下で制作可能です。

部分的に看板をリフォームしたり、大きな看板を一つ制作する、欄間看板や袖看板は20~50万円程かかります。新たにスタンド看板と欄間看板、袖看板を同時に制作・設置する場合などは50~80万円程になります。

小規模な店舗の看板をフルリフォームしたり、立体看板やオブジェを制作すると80~100万円かかります。大きな看板のフルリフォームや複数制作を行うと100万円以上となります。

看板の制作はお客様がどのような看板を望んでいるのかを聞き出してデザインや大きさなどの提案、テキストや画像データ、ロゴデータの配置や色の選定、実際に看板へのデザインの反映という手順で行われ、それぞれに費用がかかります。店舗のロゴ作成から依頼する場合はさらに費用がかかります。一方、ご自身で具体的なデザイン案があったり、特殊な素材を使用する必要がなければ、デザインに関する費用を抑えられるケースがあります。

看板制作には作業費もかかります。職人の人数が多い程費用が高くなるのはもちろん、日中の作業よりも夜間の作業の方が人件費が高くなるため費用も高くなります。看板を2階以上に取り付ける場合には重機などが必要となりますので、重機の費用がかかります。作業の高さや看板の重さで費用は異なります。

看板に使用される素材

看板にはアルミ複合板やスチール複合板など様々な素材が使用されていますが、同じ内容が表記されていても素材によって印象は異なるため、看板のデザインを考える際に素材選びも重要です。見た目と合わせて使い勝手も確かめると素材を選びやすくなります。

アルミ複合板はアルミ板の間に芯材を挟んだ素材で、屋外で使用しても変形しない程の強度を持ちながら軽いという特徴を持ちます。スチール複合板はスチール板の間に芯材を挟んだ素材で、表面が鉄であるためマグネットを使用できることから店舗内の看板としても利用可能です。

その他にはアクリル板や木板、ステンレス板もあります。アクリル板は樹脂で作られていて、柔軟性があるためカーブした看板を作ることが可能です。また、光も通すことから看板内に照明をつけることも可能です。

木板は耐久性は劣りますが温かみを感じられるため、ナチュラル系の雰囲気の店舗と相性が良いです。ステンレス板は錆びにくいため屋外でも安心して看板を設置できます。

パネルが決まったらフレームの素材選びです。看板の使用期間や重量を考慮することで、コストパフォーマンスに優れた素材を選ぶことにつながります。フレームには木製、鉄骨、アルミがあります。

木製フレームは費用が安いため、屋内での使用や営業時間内のみの使用するなど、使用期間の短い看板におすすめです。ただし、水に濡れるとカビが生えたり腐る恐れがあるため、使用場所には注意が必要です。

鉄骨フレームは耐久性に優れ、溶接を行えば大型看板にも使用できますが、屋外で長期間使用する場合はサビを防ぐために塗装などで表面処理を行うことをおすすめします。アルミフレームは軽さと錆びにくいのが特徴です。

シートタイプの看板について

季節によってメニューを変えたり店舗の窓やシャッターに文字やロゴを載せたい場合、シートタイプの看板が選ばれます。シートタイプには塩ビシート、電照シート、マグネットシートがあります。

塩ビシートは光沢感があり、色を綺麗にのせられるのが特徴です。電照シートは光を通す素材で作られているため、夜間営業の店舗でよく使われます。マグネットシートはマグネットを使用できるため、別にパネルを用意しなくても商品やサービスの案内にご利用いただけます。

看板に使用されるインク

インクも種類によって印象が異なるため、看板のデザインを選ぶ上で欠かせません。また、インクによって相性の良い素材も異なりますので、プレートやフレームごとに色や写りを確認することも大切です。

看板に使用されるインクには溶剤インク、UVインク、水性インクがあります。溶剤インクは有機溶剤と顔料を混ぜたもので、密着力の高さが特徴です。メタリックカラーなどの特殊なカラーを作ることも可能です。

UVインクは紫外線を照射させるとすぐにインクが密着して、凹凸のある面でも綺麗に印刷できるのが特徴です。水性インクは水と顔料を混ぜたもので、コストの安さが特徴です。紙媒体と相性が良いため、屋内用看板におすすめです。

ファサードづくりのポイント

ファサードは、お店の第一印象となりますので、ご自身の店舗のコンセプトを伝えるためにも有効な手段です。

しかし、コンセプトを伝えるだけであれば、似たコンセプトを持つ他店舗と印象がかぶる可能性もありますよね。 ご自身の店舗に入ってみたいと思わせるファサードには、いくつかポイントがあります。ファサードをつくる上で心がけたいことを確認していきましょう。

入りやすい印象をつくる

どれほど商品やサービスが魅力的であっても、入りにくい雰囲気があったり、不安になるような要素があってはお客様は気軽に来店できません。店舗が暗い、入口が分かりにくい、不潔で汚らしい、雑多で不安感をあおられるなどの印象を抱かせてしまっては、お客様は興味を持ったとしても入店まで至らない可能性があります。お客様に安心して入店してもらえるファサードで気をつけたいことを見ていきましょう。

【店内の様子が分かるようにする】 店舗内を明るくすることで、外からでも中の様子がうかがえます。

外から中の様子が分かることで、扱っている商品やスタッフの雰囲気、客層などある程度把握することができますので、入店の際の不安を取り除くことができます。

スタイリッシュさを前面に出したい店舗であれば、ガラス張りにすることも有効です。

夜間も営業する店舗の場合、店舗内の照明だけでは不十分です。遠くからでは建物が見えず、店舗の存在に気づいてもらえない可能性がありますし、営業しているのか閉店しているのかも分かりにくいです。

店舗を外から照らす照明を設置したり、ネオンサインを用いたり、看板を照らすといった工夫が必要です。

【分かりやすい入口をつくる】

店内の様子が見えず小さな入口の店舗では、閉鎖的な印象で入りにくさを覚えます。

そこで、ある程度の広さがあり、手動扉か自動扉かを判別できる、入りやすい入口が大切です。

商品の豊富さを示そうと入口付近にまで商品を置いている店舗がありますが、せっかくの商品が入口の開放感を損ねてしまう可能性があります。

入口付近にはあまり物を置かないようにしましょう。

店舗を表す外観を考える

【雑貨屋】

商品の種類が多岐に渡る店舗形態であるため、どのような商品を扱っていて、他店とは何が違うのかを表すことが重要です。

たとえば木製商品など自然素材がメインの雑貨屋であれば、木目調の素材を多く使うなど、ナチュラルな印象の外観がおすすめです。一方、海外らしいカラフルでポップな雑貨を扱う店舗であれば、鮮やかな色を複数使い、扉にはポップな雑貨を表すような絵や、店舗のロゴを施すことをおすすめします。

扱う雑貨や周辺環境を考えながら、デザインを考えましょう。

【飲食店】

飲食店は和食や洋食といったメニューによる違いだけでなく、ファーストフード店なのかバーなのかでお客様の過ごし方も異なるため、様々なファサードを考えられます。

たとえば和食レストランであれば、木製の格子状の引き戸で、暖簾をかけたり、土壁を間接照明で照らすなど、和風らしさと自然の温かみが感じられるものをつくることが大切です。

バーであれば、深い色の木に装飾が施され黒色の取手が落ち着いた明るさの照明で照らされている扉があるなどです。

地下にあるバーの場合、初めていらっしゃるお客様はバーの前に行くまでどのような雰囲気のバーか分からず不安に思う方は多いです。

そこで、入口を示す看板を置いたり、店内の様子が見えるガラス張りの部分を設けることをおすすめします。

悪目立ちしないようにする

オリジナリティの高い外観は、近所に競合店があった場合もご自身の店舗を際立たせることができるでしょう。

しかし、あまりに個性的過ぎると悪目立ちしたり、商品やサービスに不安を覚えるお客様もいらっしゃいます。

また、自治体によっては景観法で、外観に使用できる色に制限を設けていることもあるため、街並みに溶け込みながらも個性を発揮できるデザインを考えましょう。

分かりやすい看板の設置

店名を知らせる看板やメニューを紹介する看板など、看板にも様々なものがありますが、いずれも伝えたいことが分かるものである必要があります。

店舗の存在を知らせる看板ですので、人目につく所に設置しなくては意味がありません。

そこで、伝えたいことの分かる看板の作り方と、効果的な設置場所の考え方をご紹介します。

伝えたいことが伝わる看板のデザイン

店名を掲げた看板は、遠くからでも店舗の存在に気づいてもらう必要があります。

そのため、看板の色味や字体に気をつけ、何のお店なのか外にいる人に気にかけてもらうことが大切です。

メニュー看板は、あまりにも多くのことを伝えようとすると、かえって見てもらえなくなる場合もあります。

多くの情報を詰め込みすぎると、文字が小さくなったりして、結局何が書いてあるのかが伝わりにくいからです。

店頭の看板は、歩きながらでも何が書いてあるか分かるものであることを意識しましょう。

パッと見て情報が入ってくれば認識はしてもらえますし、興味を持てば足を止めてもらえます。

店頭看板には新商品や新サービスをはじめ、季節のものやおすすめなどを取り上げると共に、定期的に掲載を変更すると良いでしょう。

読んでもらえる看板の設置場所

店名の看板もメニュー看板も、人通りのないところへ設置したり、見てもらえないところに隠してももちろんその効果は発揮しません。

店舗の存在をより多くの方に知ってもらうためには、人の流れの多い所から看板が見えやすいように設置する必要がありますので、どこからどこに向かう人が多いのか、どの位置に設置すべきなのかを調査しましょう。

定期的なメンテナンスで看板の見やすさを保つ

屋外に設置する看板は、経年と共に汚れや劣化が目立ったり、記載している文字が見えにくくなることがあります。

店舗の顔とも言える看板の状態が悪ければ、店舗の第一印象まで影響しますので、店舗の内装や外装同様、定期的にメンテナンスする習慣をつけましょう。