ファサード(ファザード)とは「建築物の外観」という意味であり、店舗においては外観やエントランス部分を指す言葉です。
ファサードは最初に顧客の目に留まる部分であり、いわばその店舗の「顔」といえます。

ファザード(ファサード)の重要性

例えば、どんなに集客を狙ってチラシやインターネット上で宣伝をしたとしても、いざファザード(店舗外装)を見て「やっぱりやめよう…」と入店を避けられては意味がありません。

ファサードは顧客の入店の可否を決めるといっても過言ではなく、集客率を大きく左右する重要なポイントです。

店舗は顧客に入店してもらわなければ商売が成り立ちません。
その観点から考えてもファサードの果たす役割は大きく、顧客にスムーズに来店を促すために欠かせない要素といえるでしょう。

顧客の目に留まるファサードの条件

顧客の注目を効果的に集めるには、どのようなファサードのデザインにすれば良いのでしょうか。注目すべきポイントは大きく分けて3つあります。

1つ目は「遠くからの視認性を高くする」ということです。

店舗の近くを通りがかった人だけではなく、遠くにいる人にも「ここにこんなお店があります」とアピールをしておくことで、集客効果をぐんと高めることができます。

遠くにいる顧客にアピールをするには、顧客の視線上に看板を設置することがおすすめです。

遠くから見てもパッと目につきやすい、店舗の特徴を表した看板を設置しておくと良いでしょう。

2つ目は「何の店舗か分かりやすく」するという点です。

顧客が外観を見たときに、どのようなサービスを扱っている店舗か一目でわからないと、不安感が強まり入店を避けてしまう恐れがあります。

顧客に安心感を与えるには、店舗の入り口にサービスの紹介やメニューブックを置いておく方法が効果的です。

特に写真付きのメニューブックを設置することで、顧客の関心を引きやすくなります。

同時に値段も記載しておくと顧客が不安を感じにくくなり、入店を決めやすくなるはずです。

3つ目は「清潔感を意識する」ということです。

どんなに店内を美しくしていても、ファサード周辺がホコリやごみだらけでは顧客に「不衛生な店舗」というイメージを与えてしまいかねません。

ファサード周辺を美しく保つことで、顧客の好感度を引き上げられるでしょう。

また、店外から見えるディスプレイや商品は、日頃からきちんと整理整頓を心がけることも大切です。

入店につながるファサードのデザイン
店舗に興味を持った顧客をスムーズに店内に誘導するには、安心感を与えることが重要なポイントです。

店舗に対して警戒心を抱かれるようでは、顧客の足が遠のいてしまう原因につながります。

顧客に安心感を与えるファサードには、3つのポイントがあります。

1つ目は「照明をうまく活用する」ということです。

ファサードにおいて、照明は欠かすことのできない重要な要素です。

店内を照明で明るくしておくことで、店外からでも商品やサービス内容が見えやすくなり、集客率の向上を目指せます。

さらに店内の様子がよく見えるようにしておくことで、顧客の不安感を払拭し、来店にスムーズにつなげやすくなります。

特に路面店の場合、昼間は太陽光に負けてしまい、店内が暗く活気のない様子に見えがちです。

外の光に負けないように、照明は明るめに設定すると良いでしょう。

夜の時間帯は、店内だけではなく外観を明るく照らす照明を設置することがおすすめです。

照明が少ないと店舗が暗く見えて、営業しているのか顧客が判断しにくくなります。

建物全体を照らす照明を取り付けると、顧客の目につきやすくなるでしょう。

2つ目は「入り口を広めに設定する」ということです。

入り口の数や扉の幅は、店舗の開放感を大きく左右するポイントです。

入り口の数が多かったり、扉の幅が広かったりするほど顧客に「入店しやすい」と感じさせることができます。

店舗に興味を持った顧客を逃さないためにも、入り口は広く設定しておきましょう。

3つ目は「店内がどんな様子か見やすくする」ということです。

店内の様子が分かるかどうかという点は、顧客が入店を決めるための大きな判断材料になります。

路面店であれば、ガラス張りにして店の中と外の境界線をできる限りなくすのもひとつの方法です。

地下やビルの2階以上に店舗がある場合は、店内の写真や映像を入り口に設置すると、顧客に安心感を与えやすくなります。

ファサードに工夫して注目を集めよう
ファサードのデザインを考える際には、店舗のコンセプトやイメージを表現することも大切です。

ファサードに特徴がない場合、周りの景色と同化してしまい、お店の存在を顧客にアピールすることが難しくなります。

ファサードを扱っているサービスや商品を連想させるデザインにすることで、「こんなお店があるんだ」と顧客の記憶に強く残りやすくなります。

そうすると、そのときに来店してもらえなくても、後々「あのお店に行ってみよう」と顧客が思い出して、来店してもらえるきっかけになる場合もあります。

このようにファサードのデザインに工夫を施すことで、顧客の注目を集めやすくなったり来店を促すきっかけを作れたりする場合があります。

その店舗にふさわしいオリジナリティのあるファサードをデザインして、顧客に注目される店構えを目指してみてはいかがでしょうか。