集客力はあるが、維持費が高い

郊外のショッピングセンターに出店するにあたり、まず賃料を確認してください。 賃料は、毎月の売上に対する割合で決まることが大半です。 

それに通路やトイレなどの管理費用などの共益費を加えてください。共益費は固定ですが、少なくない金額になります。売り上げ予想も大切になります

売り上げ予想や収益予想をするためには、商圏の分析が必要になってきます。ショッピングセンターの商圏は延床面積と駐車場台数、主要道からのアクセスによって変わります。だいたい半径5~10キロぐらいの円内が商圏になります。商圏内のライバル店や商店街など同業の有無や売り上げなどを調査することも重要です。


これにより、損益分岐点が計算できるはずです。その分岐点により、出店をするかどうかの判断をします。損益分岐点があまりに高い場合、出店しないという結論になることも考えられます。

既存ショッピングセンターなら販売計画が立てやすい

特に既存のショッピングセンターに出店する場合には、全体の売り上げ、来店顧客数、年齢構成などの基本データを検証することです。自社店舗がターゲットにする顧客と合っているかどうかを調べます。合っている場合は、ショッピングセンター全体の売り上げと売上構成比を基に販売計画を立てていきます。

ターゲットにする顧客と合わない場合には、ターゲットにする顧客を呼び込むことを考えます。商圏内に住んでいる人の年齢構成、男女別構成、ショッピングセンターまでの距離別に数字を出し、そのデータを基に出店を告知する方法を考えましょう。

新規開業するショッピングセンターに出店する場合は、顧客データや売り上げなどの情報がないため、ターゲットにする顧客と合わない場合と同じ、商圏人口の分析などの作業が必要です。