「雨水が垂れてきて床が水浸し…。」
「天井のシミがどんどん広がっている…。」
「直したのに、また雨漏りが再発している…。」
突然雨漏りになったと思われるかもしれませんが、実はもっと前から雨漏りが発生する状況が作られていて、あなたの目でやっと見えるようになって、初めて雨漏りを認識できた状態。
そもそも雨漏りは、お店の修理・工事の中でも、繊細で高い技術が求められる、とくに難しいと言われています。
直らない雨漏りに、何度も無駄なお金をかけてしまっている方もいれば、曖昧に直したことで余計に被害が広がってしまった方もいるほど。
雨漏りが発生することで、あなただけでなく、お客様にも不安が広がり、今まで安心できていたのが一気に崩壊する可能性もあるため、まずは必要な情報を私と一緒に見ていきませんか?
すぐに直したいお気持ちは分かります。しかし、その気持ちを利用して悪徳業者が待ち構えている場合もあるため、あせらず確実に雨漏りを直すための基礎知識を、あなたに覚えてもらえると嬉しいです。
もし、火災保険に加入されている場合は、保険料で直せる場合もあるので、火災保険の適用条件も合わせて確認頂くのがオススメです。
雨漏り修理の費用相場(金額)
しかし、雨漏りの状況によっては、全体的な修理が必要となり、部分的な修理とは工法もかかる費用も変わってくる…。
雨漏りを修理・修繕するために、まず覚えてもらいたい情報として、雨漏り修理の費用相場を見ていければと思います。
部分的な屋根修理の費用相場 | ||
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修理内容 | 約30坪の建物の費用相場 | |
応急処置(ビニールシートなど) | ~1万円 | |
棟板金の取り替え | 3万~10万円 | |
雨樋の掃除 | 3千〜1万 | |
雨樋交換・修理(ハシゴで可能な場合) | 1万〜3万 | |
雨樋交換・修理(足場が必要な場合) | 10〜60万 | |
シーリング工事 | 1千~5万円※シーリング材の種類や使う量で費用は変わります。 | |
屋根材の差し替えスレート・コロニアル・ガルバリムなど | 5千~3万円 | |
瓦の差し替え瓦は1枚の金額が高め | 1万~5万円 | |
漆喰の修理 | 2万~5万円 | |
天井の雨漏り修理 | 5万~20万円 | |
ベランダ(バルコニー)の雨漏り修理 | 5万~30万円 | |
サッシの雨漏り修理 | 5万~25万円 | |
※屋根の傾き(勾配)が急だったり、建物の高さが高い場合は「足場」を組む必要があるので、足場代が別途10~20万前後かかる事もあります。 |
雨漏りの修理といっても、どこが原因で雨漏りが発生しているか、原因箇所によってもかかるお金は変わってくるので、部分的な修理であれば30万円前後だと覚えておくと分かりやすいかもしれません。
雨樋の詰まりが原因であれば掃除を行い、屋根材が割れていれば屋根材を交換します。
このように原因箇所が特定できなければ、そもそも修理は行えないので、雨漏りを直すためには原因箇所の特定が一番大事だと、あなたに覚えてもらいたいです。
もし、原因箇所を特定せず修理に取り掛かってしまうと、直らない修理に何度もお金を払い続け、お金がドンドン減ってしまうことにも…。
次は雨漏りを直すための全体的な修理を見てみたいと思います。
全体的な屋根修理の費用相場 | ||
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修理内容 | 約30坪の建物の費用相場 | |
塗装 | 40~80万円 | |
カバー工法(重ね葺き) | 80~120万円 | |
葺き替え | 60~200万円 | |
シロアリ駆除 | 15~25万円※ 30~60万、状況によってはもっとかかる場合も。 |
先ほどの部分的な修理とは違い、この表は雨漏りを直すための全体的な工事の金額となっています。
「雨漏り箇所を直せば済む話じゃないの?」と思われるかもしれませんが、原因が広範囲だったり、部分的な修理で直せない場合は、全体的な工事が必要です。
塗装
→屋根材が再利用できる場合は、屋根材に塗装をして耐久性を強化する。
カバー工法(重ね葺き)
→屋根材全体が悪くなっていれば屋根材全体(または一部)を交換する工事する。
葺き替え
→屋根材下の防水シートや野地板の腐食が酷ければ、屋根全体を丸々新しくする。
シロアリ駆除
→屋根周りではなく害虫が原因の場合は害虫駆除を行う。
雨漏りの修理といっても、修理内容や費用も違ってくるため、事前に費用相場を知っておくと、屋根業者さんに見積もりを出された時に、慌てず対応ができるようになりますね。